沖縄の家賃は安くない — 47都道府県で15番目に高い

最終確認: 2026-07-25

「地方だから家賃が安い」は、沖縄には当てはまらない。

沖縄県の平均家賃は月 50,881円。全国平均の60,630円より約1万円安い。 だが47都道府県を高い順に並べると、沖縄は15番目である。 沖縄より家賃が安い県が32ある。

全国での位置

1か月当たり家賃の平均
東京都(1位)88,266円
全国60,630円
福岡県(13位)51,872円
沖縄県(15位)50,881円
岡山県(16位)49,101円

全国平均を下回っているのは事実で、それを「安い」と呼ぶこと自体は間違いではない。 だが移住先の候補として他県と比べるなら、沖縄は中位より上にある。 比較の相手を「全国平均」にするか「他の地方県」にするかで、結論の向きが変わる。

県内の差のほうが大きい

県平均の50,881円で移住先を判断すると外れる。市町村差が全国での差より大きい。

市町村家賃地域
北谷町66,429円中部 ★全国平均超え
北中城村63,166円中部 ★全国平均超え
読谷村55,445円中部
那覇市54,095円南部
宜野湾市52,815円中部
石垣市51,075円八重山
宮古島市46,413円宮古
名護市42,869円北部

北谷町と北中城村は全国平均(60,630円)を超えている。 北谷町と名護市では1.5倍以上の開きがある。 移住検討者に人気の中部エリアが、県内では最も高い部類にあたる。

なお共益費・管理費は沖縄のほうが安い。県平均で3,565円、全国平均は4,806円。 家賃と合わせると沖縄は月54,446円になる。

この数字でできないこと

  • 募集家賃ではない。 これは「いま実際に払っている家賃」の平均で、 既存の長期契約を含む。これから借りる人が払う額はもっと高い可能性が高い。
  • 5年に1度の調査で、2023年10月時点。 公表された時点ですでに古い。
  • 民営借家だけの値ではない。 公営住宅・UR・社宅を含む平均である。
  • 41市町村のうち19市町村しか公表されていない。 人口規模の小さい町村は 市区町村別の集計が出ない。

「離島の家賃」はこの統計では語れない

非公表の22市町村には、離島の町村がほぼすべて含まれる。 離島15市町村のうち家賃が公表されているのは石垣市と宮古島市だけである。

当サイトはここを推測で埋めない。市町村ページでも非公表は非公表と表示する。

出典

  • 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」住宅及び世帯に関する基本集計(2023年10月1日時点)

「北谷町と名護市で1.5倍以上」「家賃+共益費で54,446円」は、 上記の統計そのものではなく、当サイトで計算した派生値である。 出典の一覧と取得日は /sources/ にある。

この記事の数字は 出典一覧 に挙げた公的統計から機械的に取り出し、 公開前に自動検算しています。 誤りを見つけたときの連絡先は このサイトについて にあります。