沖縄は本土より日照時間が短い
沖縄の気候データで最も意外な数字は、日照時間である。
那覇の年間日照時間は1727.1時間。 東京(1926.7時間)、大阪(2048.6時間)、 福岡(1889.4時間)のいずれより短い。東京とは約200時間の差がある。
年間日照時間
| 地点 | 年間日照時間 |
|---|---|
| 大阪 | 2048.6時間 |
| 南大東 | 2121.7時間 |
| 東京 | 1926.7時間 |
| 福岡 | 1889.4時間 |
| 石垣島 | 1852.5時間 |
| 宮古島 | 1743.9時間 |
| 名護 | 1738.8時間 |
| 那覇 | 1727.1時間 |
| 久米島 | 1717.8時間 |
| 与那国島 | 1568.6時間 |
「常夏の島は日差しが強く晴れが多い」というイメージと逆になる。 理由は雨と曇りの多さで、那覇の年間降水量は2161mm、東京は1598.2mmである。
県内の差が大きい
沖縄県内で最も日照が長いのは南大東の2121.7時間で、 最も短い与那国島(1568.6時間)とは500時間以上開く。 南大東は本島より東の外洋にあり、梅雨前線や地形性の雲の影響が本島と違う。
「沖縄は日照が短い」と一括りにできない。 本島(那覇1727.1時間)は県内でも短い方で、 移住先の候補によって前提が変わる。
生活にどう効くか
日照が短いことは、次に効くと考えられる。
- 洗濯物が乾きにくい(湿度も那覇73%と高い)
- カビ・除湿の負担
- 太陽光発電の採算
- 「日当たりのいい部屋」の価値が本土と違う可能性
ただしこれらはいずれも当サイトではまだ測っていない。 統計から言えるのは「日照が短い」ところまでで、 洗濯物が何時間で乾くか、除湿機が何時間動くかは別のデータが要る。
在住実測データが溜まったら、この節は実測で書き直す。 それまでは推測を事実として書かない。
この数字でできないこと
- 平年値は1991〜2020年の30年平均で、特定の年の実績ではない。
- 観測点は1点であり、市町村を代表しない。
- 日照時間は「日射量」ではない。 直達日射が一定以上あった時間の合計で、 紫外線の強さや体感の明るさとは別の指標である。
- 短いことの良し悪しは言えない。 日焼けや室温の観点では利点にもなりうる。
出典
- 気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)
出典の一覧と取得日は /sources/ にある。