沖縄には年間2.8万人が移り住み、2.9万人が出ていく

最終確認: 2026-07-25

「沖縄は移住先として人気か」は、この数字では二択で答えられない。

2025年、沖縄県には国内から28,499人が転入し、29,058人が転出した。 差し引きは−559人である。

転出超過だが、下から数えると上位

項目人数
国内からの転入28,499人
国内への転出29,058人
国内の差し引き−559人
国外からの転入8,754人
国外への転出4,420人
社会増加数(合計)+3,037人

国内の移動だけを見ると沖縄は転出超過である。 ここだけ取れば「選ばれていない」と書けてしまうが、それは不正確になる。

国内で転入超過なのは7都府県しかない。

東京 +65,219/神奈川 +28,052/埼玉 +22,427/大阪 +15,667/千葉 +7,836/ 福岡 +5,136/滋賀 +353。残り40道府県はすべて転出超過。

その中で沖縄の−559人は47都道府県で8位。 下位は広島−9,921人、福島−7,197人、静岡−6,711人と桁が違う。 大都市圏を除けば、国内移動でほぼ均衡している数少ない県にあたる。

正しい言い方は「出入りが多く、差し引きはほぼゼロ」

年間28,499人が沖縄に移り住んでいる。これを「人気がない」とは言えない。 同時に29,058人が出ていっているのも事実である。

入ってくる人も出ていく人も多く、差し引きはほぼゼロ。 これが数字の言っていることのすべてで、「人気」でも「不人気」でもない。

社会増加を支えているのは国外からの転入

社会増加数+3,037人の内訳を見ると、国外との差し引きが+4,334人ある。 つまり国内のマイナスを国外からの転入が埋めている構造である。

「移住者が増えている」と書くときは、それが国内移住の話か、 国外からの転入を含む話かを必ず区別する必要がある。 混同すると結論が逆になる。

この数字でできないこと

  • 住民基本台帳ベース=住民票の移動である。 転勤・進学・施設入所を含み、 いわゆる「移住」だけの数字ではない。 転入の内訳は分からない。
  • 職権消除等(住民票の職権削除)は実際の移動ではない事務処理を含む。
  • 経年の推移が出せていない。 2024年以前は同じ表が旧形式で提供されており、 当サイトのパーサーでは読めない。「転出超過が続いている」といった主張はまだできない。
  • 人口規模あたりの転入率で見ると印象が変わる可能性がある。 未計算。
  • どこから来てどこへ行ったかは分からない。 この表は都道府県ごとの合計である。

出典

  • 総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」2025年結果(2026年2月3日公表)

出典の一覧と取得日は /sources/ にある。

この記事のもとになった表

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